“カタスミ” ②
『タロの思い出』
ぼくが星になったあの夜
空は眩しいほど輝いていた
きみは覚えているかな
ぼく達が出会ったのは土砂降りの雨の日
箱の中で小さくなって震えてた
寒さと寂しさに押しつぶされそうで
ぼくにはきみが神様に見えたんだよ
泣かないで
遠くになんて行かないから
いつもきみを見守ってる
だから泣かないで
雨上がり 星の煌めく夜
そっと空を見上げてほしい
きらりと小さく光った星がぼくだよ
きっともう大丈夫
きっともう大丈夫